バレエコンクール
当塾では、コンクールを希望する生徒たちに、数か月前より
特別指導を致します。目標を持つことでバレエ面のみならず
人間性の面でも成長するよう指導することを心がけています。
また、海外経験のある教師が、日本人としてどのように 西洋文化であるバレエに向き合うべきか、 伝えていければ幸いです。
主な参加コンクール
■ぐんまバレエアテリエ
■オールジャパンバレエユニオンコンクール
■全国バレエコンクールin八王子
■東京新聞全国舞踊コンクール
■埼玉全国舞踊コンクール
■多摩シティ・全国バレエコンクール
恐れながら、バレエコンクールについて、私見を述べさせて頂きたいと思います。
指導者も参加者も一つのヴァリエーションを勉強するとき、
それは、クラシックバレエの古典の作品の中からの抜粋であり、
そのバレエ全体をまず理解し、そして、そのヴァリエーションは
いつ、どんな場面で踊られるのか、ということを勉強していく
ことに意義があると考えております。
そしてもう一つ大きなことは、これらのヴァリエーションは通常、
主役やソリストの踊りであり、それらは技術的だけでなく、
表現も重要な要素で、それをマスターした大人のダンサーたちに
踊られるよう振り付けられているのに10歳前後でバレエを 習いはじめて
あまり年月の経っていない児童が踊るところを 保護者も指導者も
認識してサポートしなければなりません。
また音楽的アプローチ、天才たちが作曲した音楽を指導者も生徒も共に、
楽譜にもあたり、理解を深めていく作業も大切な仕事です。
コンクールに参加するダンサーたちに求められるものが、
技術的なものだけでなく、その人の精神、そして踊りに対しての
理解力、表現力などが評価される時代も来ています。
そしてこのようなコンクールが、とくに地方などで舞台の上で
踊る機会の少ないダンサーたちに、踊る場を提供し、毎日の
単調な厳しいバレエの基本の稽古の中に踊る喜びを与える
チャンスとなり、一層の励みとなることを希望します。
東京に代表される都市部の子供たちと地方の子供たちとの間にある
文化的格差を少しでも埋めるべく、観る方の観客もともに成長し、
バレエのみならず、舞台芸術に対する理解と愛情が深まりますように、
良心と良識をもって、生徒の指導にあたっていけるよう、
私自身もいつまでも勉強し続ける覚悟です。