思い出の演奏旅行うれしい再会
ムッシュharukiのカルテット日和
軽井沢では、昨年は屋根と ウッドデッキをつなげてしまうほどの大きくて長いつららができたというのに、この冬はつららは一つもできませんでした。 そして先日、 3月になって久々の なごりの雪が降りました。
最近、軽井沢でバレエ教室「バレエアルテ」を主宰している早川真紀先生が、「高崎バレエシアター」を主宰する木澤譲さんと来店してくださいました。話はバレエの話題になり、私も群馬交響楽団時代にチャイコフスキーの「白鳥の湖」 や「くるみ割り人形」 など、 バレエの名曲を色々演奏したことを伝えました。
若い頃、文化庁の仕事で年に2回ほど日本各地に演奏旅行に出掛けました。 その中で思い出に残っているのはバレエ団の皆様と四国を回った仕事です。確か演目はアドルフ・アダン 作曲の「ジゼル」だったと思います。 その話をすると、 木澤さんもその一員として加わっていたと言うのです。なんと奇遇な!実に三十数年ぶりの再会を果たしたわけです。喫茶店を開いてからたまにこういう出会いに遭遇します。………
早川先生と木澤先生が率いる二つのバレエ団による公演が5月に高崎芸術劇場で実現するそうです。盛り上げるのは、もちろん地元群響の有志メンバー。三十数年ぶりのうれしい再会と思い出話、そして未来に夢を架けて努力している皆様に声援を送ります。
岩木春樹(カフェ春木経営・元群馬交響楽団員)